ベジタブルな尻

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3DSにCFW入れて遊ぶやつ

先日、3DSシリーズの生産終了が発表されたのでメイン機であるNew3DSにもCFWを導入してみた。以前からサブ機である普通の3DSには導入していたのだが、そっちは性能不足で使える機能に制限があったのでほとんど触っていなかったのだ。

CFWを入れてやりたい事はGBAエミュレータで手持ちのGBAソフトを動かす事だった。動かす方法はエミュを導入するか、任天堂公式VCの機能を利用するかのどちらかであった。この公式VCというものは3DSの値下げに伴い実施されたアンバサダープログラムで使用されたもので、3DS内に搭載されてるNDSのCPUでGBAを動かすという、文字に起こすとややこしいが要するにCPU上でネイティブに動かしているという事だ。ハックをしているユーザーの間ではこの公式VCを利用するのがマストであると度々言われていたため、早速手持ちのソフトを使って試してみる事にした。ちなみにROMのデータはWiiのHomebrewアプリである『GBA Link Cable Dumper』を利用して吸い出したものを使用。

私がなぜ手持ちGBAゲームをエミュレートしてまで遊びたいかというと、GBAゲームに搭載される内蔵電池をあまり信用していないからである。10年以上は確実に経過しているため、いつ電池の残量が無くなってもおかしくない状況だし、万一本当にデータが消えてしまったら悲しすぎる。その点エミュはまずセーブデータが吹っ飛ぶことはないので、できればエミュで動かしたいのだ。というか、3DSハックしたんだからやってみたかった。そんな経緯で公式VC機能を利用して『クラフトソード物語 はじまりの石』という良作RPGを起動してみた。みたのだが、どうにも起動してくれない。VCインジェクターのバージョンを変えたり、ROMをもう一度吸い出し直してみたり、できる事はすべてやったのだがタイトル画面が表示されず、GBA実機でカセット半挿しにした時になるようなうるさいノイズ音が鳴り響くだけだった。割と絶望したしフォーラムで「公式VCが最強^^」とか言ってる海外のユーザーが信じられなくなった。全然動かねえじゃねえか。ふざけんな。なんて思いながら別のソフトを試してみたら普通に動いた。どうやら『はじまりの石』は公式VCとの相性が悪かったみたいだ。でも、このゲームが遊びたいんだよな〜〜と思いエミュレータで動かす事にした。

3DSで動かせるまともなGBAエミュレータは2つしかない。mGBAと、Retroartch上で動かすgpspである。前者は現在も更新が続いているエミュレータで、再現度は日々上がっているようだ。後者は元々はPSP用に開発されたGBAエミュレータであり、そのコアがRetroartchに移植されていたようである。このgpspの再現度が非常に高いという事は前々から知っていたため、こっちで動かしてみる事にした。起動するまでが大変だったが、おー動く動く、やったー!と喜べたのはオープニングまでだった。なんでかと言うと、セーブができなかったのである。このソフトのセーブ方式を上手くエミュレートできなかったようだ。ナンテコッタイ…とまたまた絶望した。

しかしまだmGBAがある…けど、あれって再現度まだ微妙なの多いのよね…と思いながらmGBAでも動かしてみる事にした。起動はできてセーブもできたのだが、やはり再現度が微妙に足りておらず処理落ちが多い。ちょっとこれは…と思っていたが今回導入したmGBAが安定版だったという事を思い出し、最新のビルドに差し替えてみた。すると実機と完全に同等とはいえないものの、かなり再現度が上がり、十分プレイできるものとなった。最初からこれに辿り着けてれば良かったのだが、まあ仕方がないものとして割り切る事にした。動いたからいいか。