ベジタブルな尻

ポケモンとドラゴンボールについて色々

『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』感想


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普通に面白かった。オリジナルから大きく変えずに、新しいエッセンスを取り入れられてて良いです。3DCGのサトシ達を観たときは反射的に拒否してしまいましたが、観てるうちに慣れました。でもやっぱり褒めたい所とケチをつけたい所はあるので、感想として以下に記しておきます。

 

脚本なんですが、ちょくちょく弄られてましたね。個人的にはアリというか、やらないとそれこそやる意味を感じられませんし。でも、湯山監督によって再構成されたことで新しさを感じさせる作品となった反面、オリジナルの首藤脚本が持ち合わせていた所謂"首藤節"は軒並み死んでいたように思いました。例えば冒頭のタケシが「それと今はランチタイム、昼飯前だね〜」みたいなことを言いますが、EVOLUTIONでは露骨なタメがあり、オリジナルの淡々とした印象は無くなったように感じます。あとタケシがスイートを口説くシーンが追加されていましたがそれは違うのでは…と思ったり。アレは無印を観ていた世代へのファンサービス的な意図もあるんでしょうけど。

 

個人的に今回べた褒めしたいのが変装したロケット団が船に乗って登場するシーンに、ミュージカル風味にアレンジが加えられていたことでしょうか。湯山監督と首藤剛志が担当したミンキーモモの演出上におけるエッセンスを感じさせるようなミュージカルを意識した演出は良改変だと思いました。オリジナルは特に見せ場があるわけでもないですしね。

 

また3D化による演出面の変化は少々冗長にも感じました。しかしオリジナルの欠点でもあったバトルの物足りなさは3DCGのおかげで改善されましたね。フシギバナのバーナードとかつるのムチでボコされてた気がするんですが、今回はエナジーボール撃ったり、リースストームでやられたりとオリジナルで弱かった部分は補強できていたように思います。

 

あとBGMなんですが、これは一長一短でした。オリジナルのサントラそのまま全部アレンジしてくるのかと思ったら、色んなアニポケシリーズの曲を引っ張ってきててビックリでしたね。サンムーンのぬしポケモンBGMとか、『神速のゲノセクト』の『オルタスの花が咲く所』とか。特に『ゲノセクト』は作品自体がミュウツーをフィーチャーしていたので、そのBGMをココに持ってくるか〜〜〜と少し感動しましたね。あ、でもオリジナルで私が好きだった『FLYINGカイリュウ』『乱れ飛ぶモンスターボール』がアレンジされてなかったのでそこはガッカリでした。

 

あと一部声優が変更されていたり、主題歌に中川翔子さんが加わっていたり、オープニングに至ってはめざポケ'98の使いまわしだったりしましたが、個人的にどうでも良い部分でした。強いて言うならスイートの声は佐藤藍子さんの方が好きです。「カメックスのクスクスが居るわ!」はあの声じゃないとしっくり来ませんね。

 

あとは愚痴になります

3DCGで演出冗長にしてる時間があるなら、ほれを『ミュウツーの誕生』の尺に割いてほしかった!アイツー削んな!

ミュウツーの研究所明るすぎ。もうちょっと暗くするとか…。

パンフレットにカードつけて値段上げないで

ピカチュウがコピーに殴られるシーンはオリジナルの方が殴られ続けてて虚しさが良く出ていた。EVOLUTIONは殴って止めてまた殴って止めるのでテンポが悪い

サトシが蘇生するシーンでピカチュウあんな露骨に涙のこと気にしてなかったのに…違和感

サントラ特別版が小売価格で6000円強って高すぎません?同梱グッズのスコッシュとミニタオル抜いて安くしてほしい…

 

以上です。