ベジタブルな尻

ポケモンとドラゴンボールについて色々

昨今のポケットモンスターについて思うこと

最近のポケモンは正直言うとあまり面白くない。

 

ウルトラサン・ウルトラムーン、あれはRPGとしては面白くなかったと断言しても良い。

 

対戦はシリーズを重ねるごとに面白くなっていると思う(調整はお粗末ではあるが)。しかし、対戦要素とは無関係のRPGパートは物凄く退屈だった。基本的に一本道なのが探索の面白さを潰しているし、各島に駐在する「キャプテン」というのも最初こそ意外性はあったのの、過去作のジム攻略の面白味に勝るかどうかと言われると決して勝ることはなく、結果的には面倒なイベントという印象しか残らなかった。

ストーリーはテンポの悪さを除けば、まあ大体いつもと同じ位面白く、リーリエを軸に話が展開するのも嫌いではない。

しかし、このゲームはRPGのレベルとしては低い方で、2000年代前期のRPGより遅れを取っているように思えた。ゲームフリークの開発力があまり高くないのは承知しているが、やはり何だかんだ新作は期待してしまうもので…現在Nintendo Switch向けに開発している完全新作も株ポケの石原さんが開発が難航していることを漏らしていたし、色々と心配である。

ピカブイは…初代もう一度やらされた感がすごかった。ベースが初代なので決してつまらなくはない。こっちはまあまあ楽しめた。ボール投げるのは楽しいし、連れ歩きの復活も嬉しい。でも、初代をリブートするのはいい加減飽きた。

 

アニメのTVシリーズは、サンムーンになってから作風がガラリと変化した。

当時世代だったスタッフが多いのか、90年代前期作品のパロディが多い気がする。ちょっとパロディが露骨すぎて引く時もある。

でも、「旅をするサトシ一行」というテンプレを捨て去ったことで今までにない話は作れていると思う。シリーズ構成の松井亜弥さんは過去に「ドラゴンボールZ」でも仕事をされていて、あまり良い評価ではないので不安な面もあったが、いざシリーズが始まってみるとその不安は杞憂に終わった。たまにつまらない脚本家の回もあるが、全体的にはそこそこの面白さを確立していると思う。ポケモンの生態を元に話が作られる回は個人的に好きである。

ただ、キャラデザは一生好きになれない。XYのキャラデザが良質だったこともあり、個人的落差が酷かった。XY基準でグラジオとか見てみたいなーと思うことがよくある。

 

劇場版シリーズは、20周年記念作の「キミにきめた!」から方向性が変わったようだ。それまではサトシ達の旅の延長線上の話だったが、「キミにきめた!」はTVシリーズ無印1話をリブートした作品だ。無印で旅のお供であったカスミとタケシは本編中には登場せず、マコトとソウジという新キャラクターを出すことで無印とは違うオリジナルストーリーを展開する作品である。さてこの作品だが、全体的に詰め込みすぎだと思う。無印の感動回を短い尺に詰め込んでいるおかげで、「感動もクソもないな」というのが率直な気持ち。BGMのセルフアレンジには大変興奮したが、ストーリーはそんなに好きにはなれなかった。ラストにかけての意外性こそあれど、それまでの過程が微妙。1話リメイク要素は消し、全編オリジナルストーリーで展開してほしかった。

一応次回作にあたる「みんなの物語」は、サトシはほぼおまけの群像劇だった。この作品はサトシ以外のキャラクターに感情移入できるかどうかが評価の別れどころだと思う。本編中でラルゴがやらかした結果大惨事になるが、それがほとんど糾弾されることが無いのが引っかかった。市長の娘だから&ゼラオラ関連で許された感が…。個人的には一度見れば良いかなという作品。

そして2019年の劇場版がフルCG映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」となったが、いつまでリブートするんだ…という気持ちしかない。首藤脚本を今回は一部ではなく丸々使うようなので、面白いんだろうなあとは思う。ただ、涙でサトシを蘇生するシーンは演出が脚色されそうで心配。感動を煽るようなシーンに仕上げるのはやめてほしい。スタンドバイミードラえもんみたいな感じは特に。何にせよ、これからの情報公開待ちである。

 

 

まとめると、ゲームは総じて微妙であり、アニメはTVシリーズがまあまあ面白いが、劇場版がやっぱり微妙。

 

たまに「アニポケは道徳観を育てる」などと言っている人を見かけるが、根幹は子供向けであり、娯楽作品の域を出ないと思う。でも、そういう捉え方ができる人は純粋に尊敬している。単にアニメとして見ている自分とは違って、細かい描写や世界観等に着目して観ている人は本当にスゴイとしか言いようがない。

 

道徳といえば小学生低学年の頃、教室にあるテレビで「がんこちゃん」を観せられた記憶があるが、アレが一体どんな道徳意識に繋がるのか未だによく分かっていない。社会に関心を持たせるにしても、ざわざわ森の事しか頭に入ってこない。どういった意図で授業に組み込むことになったのかちょっと気になる。