正直な話、ハイレートSDってどんなもんですか？【ハイレートSDとDVD画質比較】

見せてもらおうか、ハイレートSDの性能とやらを！

という事でハイレートSDの画質がどんなもんか検証していきます。

ハイレートSDとは解像度こそDVDと同じ480iですが、Blu-rayに収録する事により映像の圧縮方式がMPEG2からH.264に変わっているのでDVDより画質良いよ！と一応言われている映像ソフトの事です。

比較に使用する作品は『SoltyRei』です。

「SoltyRei」全話いっき見®ブルーレイ [Blu-ray]

これは2005年の作品で、DVDも当時全部出ましたが、2020年の1月末にイッキ見Blu-rayというのが発売されました。このイッキ見Blu-rayがつまるところのハイレートSDに該当します。

ではさっそく検証していきましょう。

とりあえず止めのカットで比べてみましたが、ほとんど差が見られません。ふざけんな金返せ
このままだと詐欺になってしまうので次はより違いが分かりやすいカットで比較する事にしましょう。

このカットはかなり動きの激しいカットなので、エンコードされた動画では一番ノイズが乗りやすい所です。DVD版を見てみると特に目の周りにかなりのノイズが乗ってるのが分かると思います。対してBD版（＝ハイレートSD）は全然ノイズが乗っていないのが分かるでしょうか。

しかし動きの激しいカット以外差がないんじゃ買う意味ないよね？とお思いの貴方！はい、そうなんｄちょっと待って下さい。一応他のカットでも画質が向上しているのは確かです。例えば

このカットは分かりやすいのではないでしょうか。拡大して見てもらうと、BD版のほうがボタンや服のラインがより鮮明に映っているのが分かるでしょう。このカット自体は動きが激しいという訳でもない為、ハイレートSD様様といった感じですね。すばらしい！

と褒めちぎってみましたがぶっちゃけDVD版とほっとんど画質変わってません。よく毛が生えた程度の画質と揶揄されるのですが、その通りの画質という事で良いでしょう。

あとひとつ、BD版の良いところを挙げるとしたらそれは音質です。DVDは非可逆圧縮の音声で収録せざるを得なかったのですが、今回収録メディアがBDになったことでリニアPCM（＝無劣化音声）の収録が可能になっています。それはハイレートSD作品も例外ではないので、最高音質を求める熱心な方は購入しても良いんじゃないかなあと思います。パッと聴き比べた感じあんま差は感じませんでしたが※個人の感想です

はい、というわけでハイレートSDについては終わり。イッキ見Blu-rayシリーズはBD1枚なので入れ替える手間ないのが良いっすね。昔好きだった作品を買い直す場合は良いかも。オーディオコメンタリーとか一切入ってませんけどね。